既にF組1位で最終予選進出を決めていた日本(FIFAランク28位)が、キルギス(同99位)を5-1で下し、2次予選を終えた。

日本は8戦全勝、勝ち点24で2次予選を終えた。9月開幕の最終予選には各組1位と、2位の成績上位4チームの計12チームが進む。

日本代表DF小川諒也(24=FC東京)が積極的なプレーで印象を残した。

左サイドバックで先発に抜てきされ、前半33分にFWオナイウの3点目をアシスト。左からのクロスで、ファーサイドのオナイウの頭にピタリと合わせた。

前半立ち上がりは、クロスの精度をやや欠いていた。小川は「最初にクロスを上げるとき、芝が深くて浮く感じがあったので修正した」と、試合の中でピッチ状態を把握し、蹴り方を変えていたことを明かした。

A代表では3月のモンゴル戦に続く2度目の先発。「(6月の代表)シリーズ最後で、ここしかチャンスがないと分かっていた。相手は2次予選で最も強い。結果にこだわりたいと思っていた」と、気合を入れて臨んだ。

アシストを決め「結果がほしかった。1つだけど(アシストを)付けられて良かった」と話したが、「足りない部分が出た試合でもある。相手が(プレスに)来たときにパスミスが多かった。最終予選ではプレスは速くなる」と課題も持ち帰った。

A代表では長らく“ポスト長友”が不在。与えられたチャンスで、小川が存在感をアピールした。