ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、12日に日本代表と対戦するオーストラリア代表が11日、会場の埼玉スタジアムで会見を行った。

初戦で中国を3-0、2戦目でベトナムを1-0、そして7日の3戦目でオマーンを3-1で下して、ここまで3連勝のオーストラリア。同じ3連勝のサウジアラビアを得失点差で上回り、現在B組首位に立っている。

チームを率いるグラハム・アーノルド監督(58)の一問一答は以下の通り。

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-日本の弱点はどこだと考えているか。また、引き分けは頭にあるか

アーノルド監督 日本は長い間スカウティング(分析)をしているが、弱点をここで言うのはおろかなこと。自分たちにフォーカスして、メンタル面、フィジカル面ともに準備が整っていることを確認するのが重要。また、今までもこれからも、決して引き分け狙いの試合はしない。

-日本が1勝2敗という結果に驚きはあるか

アーノルド監督 全部で10試合ある予選で、3試合が終わったが、「日本がどうか」ではなく、オーストラリアのことだけにフォーカスしたい。

-25人中23人が海外組。代表チームに招集するとき、どういうマネジメントしているか

アーノルド監督 我々は90年代から海外組を招集している。メンタル的に強くないと、12時間、15時間と飛行機に乗り、そのまま試合に出ることはできない。まずメンタルが強いこと。そして、選手が家族のような文化をもっていて、会えて楽しいとエネルギーが湧いてくる。一緒に楽しめているのが、大事なことだと思う。