日本代表デビュー戦で決勝アシストを記録したMF三笘薫(24=サンジロワーズ)が試合後、自らのプレーを振り返った。後半開始から投入され、開始1分で左サイドをドリブルで突破し、相手は強引にファウルで阻止してきた。明らかに日本の攻撃が活性化された。

「(森保監督からは)サイドにスペースがあり、推進力もってどんどん仕掛けろと言われた。最初のプレーは大事で、流れをもっていきやすいのでそこを意識した。4-2-3-1だったが、ボールを持てる時間が長かったので高い位置を意識した」

後半36分、伊東の得点をアシストした場面。中山の縦パスを受け、左サイドからゴール前の伊東に好クロスを供給した。三笘は「(自分が)ボールを失ってから、後ろで中山選手がフォローしてくれて、パスもほしいところにくれた。伊東選手が飛び込んできたので、いいボールを上げられたらと」と振り返り、「相手も疲弊していたので、ゴールを取れたのは必然の結果かなと思う」と胸を張った。

「最終予選は勝利が一番大事で、それに貢献できたことはよかった。こういう起用は想定内で、1つアシストができて、貢献できてよかった」という三笘は「まったくW杯(本大会)のことは考えていない。残り4戦勝ちきることだけ。(今日の結果で)そこまで周囲の評価が変わると思っていないし、より競争が激しくなるので勝っていきたい」と意欲を示した。