オランダ遠征中のサッカー女子日本代表なでしこジャパン(FIFAランキング13位)は25日(日本時間26日)、池田太監督(51)就任後初の国際親善試合として、女子アイスランド代表(同16位)と対戦する。

23年女子W杯予選を兼ねた来年1月のアジア杯(インド)に向けて、アイスランド戦と29日のオランダ戦が最初で最後の実戦の場となる。MF猶本は「10月の合宿とこの(オランダ入り後の)2日間で、どういうものを目指すのか落とし込まれているけど、実際に試合でトライして見えてくるものもあると思う。この2試合はチームとして目指すサッカーを表現することが、アジア杯につながると思う」と話した。

目指すのは、高い位置でボールを奪って素早く攻撃を展開するサッカー。MF隅田は「日本はボールを保持していてもゴールに行けないのが課題だった」と話し、「(練習前の)ミーティングで、ゴール前での崩しのアイデアを共有してから練習している」と、短い期間ながら池田ジャパンでの練習に手応えを感じているようだ。

高倉ジャパンで主将を務めたDF熊谷は、「エラーが出ることもあるかもしれないけど、次につながるエラーを。狙いを持ったチャレンジをしたい」と話した。W杯でも対戦する可能性のある海外の強豪相手に、池田ジャパンが目指すサッカーが現時点でどれだけ通用するか、大事な腕試しの機会となる。試合はBSフジで生放送される。