サッカー日本代表の森保一監督(53)が1日、オンラインで取材対応し、自身の選手起用について考えを語った。

9月から始まったワールドカップ(W杯)アジア最終予選では初戦のオマーン戦(埼玉)で敗れる苦しいスタートとなったが、10試合中、6試合を消化した段階でW杯出場権を確保できる2位につけている。

選手起用については「チーム作りにおいて、ベースはなければいけない」と、ある程度スタメンを固めている理由を説明した。

コロナ禍により国際親善試合が組めなくなり、公式戦を前に試すことのできる機会が無くなっていることも、メンバー入れ替えを難しくしている。

一部では、好調な選手がいても思い切った起用が少ないことへの不満が根強い。それでも、指揮官は「序列はあるとは思うが、それが絶対ではない。招集をする課程で情報収集し、活動の中で練習を見て、動けるか、機能できるか確認し見極めて起用している」と、基盤を固める重要さがありながらも、あくまで実際の練習を見て起用を決めていると強調した。