日本代表の森保一監督(53)が1日、オンラインで取材対応し、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でB組2位につけているチームの改善点を語った。

最終予選の初戦だった9月のオマーン戦(埼玉)でまさかの敗戦を喫するなど2敗したものの、11月のアウェー2連戦でベトナム、オマーンに勝ってW杯出場権が確保できる2位に浮上し今年の公式戦を終えた。

森保監督は「すべてレベルアップしたい」とし、続けて「攻撃から守備に移ったときのプレッシャーを上げたい」と語った。オマーン戦からは改善してきているという手応えはあるようだが「世界で勝っていくところに基準を持ちながらアジアを勝ち抜くことを考えても、もっと試合をコントロールして、強度高く、組織力を持ってやっていきたい」とまだまだ質を上げられる余地があるとの考えだ。

また、得点が少ないことにも触れ「サイドが機能したことで、(中央からの攻撃の)回数が少なくなった」と指摘。直近の戦いではMF伊東純也(ゲンク)、MF三笘薫(サンジロワーズ)といったサイドアタッカーが個で打開力を見せたが、それだけに頼らないことが重要となる。「中央を起点にして連係、連動するところも。相手が分かっていても対応できない選択肢を持って戦いたい」と、得点力向上を誓った。