日本代表の森保一監督(53)が、DF長友佑都(35=東京)について変わらない信頼を語った。

昨夏に東京に復帰した長友は、ここまで国際Aマッチ131試合に出場。35歳とベテランの域に入った現在も、日本代表でスタメンの座を守っている。指揮官は「世界のトップクラブでの経験があり、代表としても日本最高の経験を持つ。世界基準の戦いを見せられる選手」と、貴重な存在に変わりないとした。

特に、長友のボール奪取力について高く評価しているといい「相手から奪いにいくところは世界で戦うための基準を示してくれている。データをとっても、パフォーマンスで批判を受けるようなものはまったく出ていない」と説明。「いろんな見方はもちろんあるとは思うが、彼のプレーについては十分いいパフォーマンス、日本を代表して戦えるものを見せてくれている」とした。

プレーだけでなく、ピッチ外でも常に熱く前向きな性格もチームにとって大切な存在になっている。「最終予選も、どんなときもポジティブな空気をだしてチームを前向きにしてくれる。周りにも、困難な状況でも、前向きにやっていこうという雰囲気を出してくれるのはありがたい」と、数多くの修羅場を経験したベテランとしてチームをけん引する姿勢に信頼を寄せた。