サッカー日本代表DF長友佑都(35=東京)が6日の国際親善試合キリンチャレンジ杯ブラジル戦(東京・国立競技場)に向け、自身にとって「生きるか死ぬか」の1戦になると語った。

4日の練習では、主力組の右SBに入ってプレー。対するブラジルはレアル・マドリード所属のMFビニシウスが左で先発することが予想される。今季の欧州チャンピオンズリーグ決勝でチームを優勝に導くゴールを決めた21歳とのマッチアップになる可能性も高い。「バロンドールをとってもおかしくない選手。その選手と対峙(たいじ)できるというのは、やはり燃えてくる」と力強く語った。

W杯では優勝候補に挙がるスペインやドイツと同組。FIFAランク1位のブラジルを相手にどれだけやれるかが試金石になる。「自分がどれくらいできるのか、今の位置を試せる。まったくできないようなら厳しくなるなという危機感もある。W杯へのメンバー入りも含めて、生きるか死ぬかの戦い」と、この1戦が自身にとってのターニングポイントになるとした。

そんな大一番だが、本職の左SBではなく右での起用が濃厚。それでも「右でも出られることは喜びでしかない。貢献できるように、どのポジションでもやるだけ」と力強く語った。左SBも、DF中山雄太やDF伊藤洋輝と戦力が台頭している。国際Aマッチ134試合出場の大ベテランがここで存在感を示せるか。