サッカーの東アジアE-1選手権の日本代表が13日、日本サッカー協会から発表された。

   ◇   ◇   ◇

【解説】

東アジアE-1選手権のメンバー26人が発表された。国内組によるアピール合戦となる。11月開幕のW杯カタール大会に向けて、ここから新たにメンバー入りする選手が出てくれば、まさに“大逆転での滑り込み”ということになる。本大会メンバー入りは、それほど狭き門だ。

森保ジャパンは、発足後すぐは多くの選手を招集して試し、W杯予選では継続性を重視してきた。6月に行われた直近の活動でも招集された大半が海外組という28人がW杯への競争での“先頭集団”を形成しかなり先にいる。ここには、今回招集された谷口、山根が入っている。加えて、国内組で今回は事実上の招集免除となった大迫、長友、酒井の3人もいる。

W杯本大会の登録メンバーは、今回コロナ禍もあり、23人から26人に拡大された。本大会まで残り約4カ月しかなく、仕上げの段階に入った現時点から割って入るには、主力と目されるような選手たちにはない個の力を発揮し、強烈な印象を残す必要があるとみる。今回招集された国内組のほとんどの選手たちにとって、カタール切符をつかみ取ることは、非常に高いハードルであることは間違いない。ただ、可能性は0ではない。

【日本代表担当=岡崎悠利】

 

◆東アジアE-1選手権 東アジア・サッカー連盟(EAFF)が主催する国際大会で16年から現名称に。基本的に2年に1回で、国際Aマッチデーの開催でないため、海外組の招集は困難。決勝大会として東アジア4チームが参加する。

【一覧】E-1選手権日本代表メンバーはこちら>>