【デュッセルドルフ(ドイツ)22日=岡崎悠利】日本代表の森保一監督(54)が22日に会見し、米国戦でトップ下を置く4-2-3-1を導入する考えを示した。試合のスタートはアジア最終予選を勝ち抜いた4-3-3で入る可能性もあるとしつつ「最終予選の中心で出ていた選手から、違う選手を加えていく部分ではシステムが変わってもいい。個々のよさを生かせる形作りをしたい」と言及。陣形の変更で復活するトップ下は今季好調のMF鎌田大地、MF久保建英といった攻撃陣を起用できるポジションとなる。

トップ下を置く意義について、前線でワントップに続く起点を作れることを挙げた。「これからの戦い方を考えたときに、相手の力が最終予選からすると格段に上がる」。W杯で対戦するドイツやスペインなどの強豪国から得点を奪うため、攻撃の選択肢を増やすことを想定しているようだ。米国戦では、W杯での得点への道筋を見つけることもテーマの1つになる。