サッカー日本代表としてFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会に出場した県内ゆかりの3人が16日、静岡県庁で川勝平太知事(74)を表敬訪問した。

選手は清水GK権田修一(33)と元磐田のDF伊藤洋輝、(シュツットガルト、23)、スタッフとして臨んだ清水区出身の斉藤俊秀コーチ(49)も出席。ドイツやスペインを破って16強入りした大会を振り返りながら、今後に向けた抱負も口にした。

権田は全4試合にフル出場。目標のベスト8進出を逃した悔しさをにじませつつも、「日本は本当にいいチームになっていたし、いいW杯だった」と充実した表情を見せた。帰国後はテレビ出演などを通じて日本代表の活動をアピールする「宣伝役」としても多忙な日々を送っている。権田は「忙しいですけど、サッカー熱を消さないためにも静岡を中心に盛り上げていきたい」と話した。

W杯初出場となった伊藤は「すごくいい経験ができた」と振り返り、さらなる成長を誓った。権田も4年後のW杯を目指す決意を示し、「この結果に満足せずに、1つでも2つでも自分の武器を身につけてさらに上を目指したい」と力を込めた。【神谷亮磨】