サッカー日本代表はコロンビア代表に1-2で逆転負けした。

森保一監督(54)は試合後に会見に出席し、敗戦を悔やみながらも「未来を見据えての後悔はない」と語った。

W杯カタール大会を終えての再出発となる今回の活動で、守備陣はDF吉田麻也(シャルケ)、長友佑都(東京)、酒井宏樹(浦和)といった実力あるベテランを外した。この日のサイドバックは右が22歳のDF菅原由勢、左はパリ五輪世代のDFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)。アグレッシブな攻撃参加が持ち味の2人だが、球際やプレースピードでは後手に回る部分もあった。

指揮官は試合を通じて「DFラインには経験の浅い選手もいて、まだまだ改善の余地が出ていた。局面での強度でも、もっと相手との間合いを詰める、自由やボールを奪うところ、まだまだこれから上げてもらわないといけない」と、さらなる奮起を求めた。

初の8強進出を目指す26年W杯北中米大会を見据えた招集。指揮官が「これまでやれていた選手を使うことで、安定と安心はある」と語るように、ベテランの力を借りれば局面や結果が変わっていた可能性はある。それでも「未来を見据えて選手起用をし、個々のレベルアップと選手層を厚くする。反省しないといけないところはあるが、未来を見据えての後悔はない」と言葉に力を込めた。