なでしこジャパン(女子日本代表、FIFAランキング11位)は、ワールドカップ(W杯)ニュージーランド・オーストラリア大会の初戦でザンビア代表(同77位)と対戦し、前半43分にMF宮沢ひなた(23=マイナビ仙台)の得点で先制した。

序盤からシュートを放つも、相手GKの好セーブなどに阻まれ続け、無得点が続いた嫌な展開を、宮沢の一撃が振り払った。前半43分。前線3人の左で先発した宮沢が、右サイドを駆け上がった最年少19歳MF藤野あおば(日テレ東京V)の低い弾道のクロスに、ゴール中央に走り込み右足で1タッチで合わせた。

前半21分には右サイドからのフリーキックからのセットプレーでFW田中美南がネットを揺らしたが、VAR判定の末オフサイドの判定だった。だが、宮沢の得点は文句なしで得点が認められた。宮沢の得点は、今大会のなでしこの1号。前回大会の1号はFW岩渕真奈だった。

◆宮沢ひなた(みやざわ・ひなた)1999年(平11)11月28日生まれ、神奈川県出身。向田サッカークラブ、OSAレイアFC、星槎国際湘南、日テレ東京Vを経て21年にマイナビ仙台入団。16年、U-17W杯、18年、U-20日本代表。18年11月、日本代表に初選出され、通算23試合4得点。WEリーグ通算39試合4得点。好きな選手はネイマール。160センチ、48キロ。