5年ぶりに日本代表戦が開催される新潟市のデンカビッグスワンスタジアム。Jリーグのベストピッチ賞を6度受賞した日本屈指のスタジアムの芝は驚異的な回復をみせた。

9月2日のJ1アルビレックス新潟-浦和レッズ戦(1-1)。芝は茶色く枯れ、土がむき出しになっていた。SNS上では「でこぼこ」「選手がけがしそう」「ピッチコンディションがひどすぎる」などの声があがった。10月には日本代表戦が行われるのに大丈夫なのか。

スタジアムのある新潟市中央区は7月下旬から40日近くも雨が降らず、35度以上の猛暑日が観測史上最多を更新した。米などの農作物への被害が広がり、J1新潟のホームスタジアムの芝にも影響が出た。

スタジアム管理所の技師、大堀朋哉氏は「今年の夏の新潟の暑さは異常で、芝も耐えられなかった」という。そこで「9月の頭くらいに種をまき、肥料をやってグラウンドキーパーとともに計画的に進めて回復させようとした」。暑さが落ち着いた頃にはこれまでの経験もあってピッチ状態は急速に回復。「徐々に青い部分が広がって9月下旬くらいには大丈夫そうだねとなった」。試合直前にはGKのプレーエリアとタッチライン外の芝生を補完した。

GK鈴木彩艶は「映像で浦和と新潟の試合を見たときより、芝生の状態は良くなっている。ただ、まだ踏み込みが少しずれる部分があったりするけど、そこは臨機応変に対応したい」と話していた。

新潟での日本代表戦は森保監督の就任2戦目だった18年10月12日のパナマ戦以来。DF冨安が19歳で代表デビューを果たし、MF南野とMF伊東が監督の初陣からそろって2試合連続ゴールを決めるなど3-0で快勝した。今回も関係者の努力でビッグスワンのピッチの状態も回復。日本代表の選手たちは地に足をつけて戦えそうだ。