日本サッカー協会(JFA)は9日、都内でパリ五輪世代のU-22(22歳以下)日本代表メンバー26人を発表した。18日に国際親善試合で同アルゼンチン代表と対戦する(静岡・日本平)。大岩剛監督(51)の“秘蔵っ子”で、ボルシアMG(ドイツ)のセカンドチームでプレーするFW福田師王(19)が飛び級で初選出。昨年3月のチーム発足後、国内での初試合で新戦力を融合させ、パリ五輪を目指す歩みを加速させる。

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19歳のFW福田がチャンスを得た。大岩監督がU-18日本代表を率いていた際に指導した“チルドレン”。規格外のストライカーをパリ五輪本番まで8カ月のタイミングで初招集。指揮官は、「我々のグループのFW陣にけが人が出たという事情もありますけど、現時点での彼のパフォーマンスを見て、しっかりと戦える、我々のグループに入れるという期待を持って、今回参加要請しました」と説明した。

福田は神村学園(鹿児島)2年時に全国高校総体で得点王に輝き、冬の全国高校選手権では3年連続で優秀選手を受賞。卒業後、Jクラブを経由せずドイツへ渡った。大岩監督は「得点を取るというところに関していえば、非常に、高校レベルではないというふうに感じていました」と当時の印象を語った。

ドイツでの成長を映像からも感じ取っている。若手主体のセカンドチームで4部相当のリーグを主戦場とし、ここまで10試合3得点。得点能力だけでなく、攻守の切り替えの成長は目を見張るものがあるという。「体つきもひと回り大きくなったような印象も受けました」。ドイツでもまれ、“パリ仕様”にスケールアップしている。

福田の招集は指揮官にとってもチャレンジだ。「今回、こういうチャンスを私がいただいた」と表現した。「目の前でしっかりと評価をして、彼の今後の成長につながる刺激を与えられたら」。欧州や米国で強化を重ねてきたチームの国内でのお披露目試合で、日本のファンを驚かせる。

【佐藤成】

 

 

◆U-22日本代表「大岩ジャパン」 パリ五輪を目指し22年3月に始動。同年6月にU-23アジア杯ウズベキスタン大会に出場。今年9月にはパリ五輪予選も兼ねたU-23アジア杯予選を2勝1分けで首位突破。中国・杭州アジア大会では決勝で韓国に敗れ、金メダルを逃した。欧州や米国遠征を経験。来年4月のU-23アジア杯カタール大会で、3位までに入るとパリ五輪出場権を獲得。4位は五輪切符をかけ、アフリカ勢とのプレーオフに回る。