【ドーハ24日=佐藤成】日本(FIFAランキング17位)がインドネシア(146位)を3-1で退け、組2位で決勝トーナメント(T)に進出した。

首痛で出遅れていたDF渡辺剛(26=ヘント)がアジア杯デビューを果たした。

後半37分に、DF冨安健洋(25=アーセナル)と交代でピッチに立った。「出るならこの試合かなと思っていた。試合状況的にも自分の得意とする相手だったので、チャンスはあるかなと思っていたのでうれしかったですね」と穏やかな表情で振り返った。

主戦場のCBは冨安、板倉滉(ボルシアMG)谷口彰悟(アルラヤン)町田浩樹(サンジロワーズ)らがひしめく激戦区。しかし、渡辺は16日に首を痛めて、別メニュー調整となってしまった。低調だった2試合をピッチの外から見届けた。「自分は見ていて、別に苦手な相手じゃなかったし、どちらかといえば得意な、パワープレーもそうだし、そういう部分は得意だったので、自分が出たらもう少しできるなというのもあった」とチームの力になれないことが悔しかった。

フィジカル的にもメンタル的にもプレッシャーがかかる中で、いかにストロングポイントを出していけるかが、大切になる。「自分はそういうのは好きだし、チャンスがあればそういうのを出していきたいかなと思う」と話していた。

ファーストプレーで196センチの相手に競り勝った。「自分だったら勝てるなと思っていた」。相手が長身選手を投入してきた段階で、途中出場を示唆されていたといい、「自分のストロングポイントを出せるちょうど良いタイミングが来たなという感じがしました」。有言実行のプレーでチームを盛り立てた。ロングスローから1失点したことは課題だが、自身が出場したことで、3戦を通して負傷中のMF三笘薫(ブライトン)を除くフィールドプレーヤー全選手が起用された。経験値の底上げという意味で大きな一戦となった。