【アルワクラ(カタール)25日=佐藤成】サッカー日本代表(FIFAランキング17位)の次なる相手はバーレーン(86位)に決まった。森保一監督(55)が当地で取材に応じ、中6日で迎える31日の決勝トーナメント(T)1回戦で対戦することになった、中東の難敵を警戒した。前夜は第3戦でインドネシア(146位)に3-1。9大会連続となる決勝T進出を決めた一方、初の2位に甘んじた1次リーグ3試合も総括した。チームは休養した。

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注目された、ラウンド16での日韓戦は実現しなかった。日本の1次リーグ突破から一夜明け、泰然自若で待っていた森保監督に届いた決勝T1回戦の相手の名は伏兵バーレーンだった。E組3位からの逆転首位突破。勢いに乗った難敵だ。

中東との試合は既に経験済み。イラク戦で痛い目に遭った。それだけに「スタートで相手を乗せてはいけない。ピッチ上の戦い、プラス(近隣国からの応援で)スタンドのサポーターも力になってくる。相手に勢いづかせるような入り方をしては、絶対にしてはいけない」と警戒感を強めた。

前夜は、苦しんだ3試合を経て16強入りした。初戦のベトナム戦は一時1-2から、辛くも4-2。第2戦はイラクに大アウェーで力負けした。92年のA代表参加後は25戦無敗だった1次リーグで初黒星。「1、2戦で圧倒して勝たないといけない、という認識がどこかあった」。常に優位に立てると想定していたが、甘くなかった。「ギャップの中で選手は戦っていたのではないか」と分析した。

アジアが簡単でないことは分かっていた。ただ、優勝候補として迎える中で「負けられない戦い」「勝たなければならない戦い」両輪で勝利を求められた。「我々が準備をしても150%の力で相手が来る。それを上回らなければ」と当たり前の難しさを痛感した。

イラク戦後にミーティングを行い、さまざまなポジションの選手から意見を求めた。戦術だけでなく、勝利への執念といったメンタル面の話も出た。「試合前の空気が違った」。目線を合わせたインドネシア戦では攻めの采配もした。イラク戦から先発8人を入れ替え「前回(19年大会)だったら、第3戦でこの替え方はできなかった」。5年で選手層が厚くなった。同時に監督も進歩した。「いろいろな経験をさせていただいて度胸がついたかも」。復調気配で、一発勝負のノックアウトステージへ。まずはバーレーンをたたく。

【アジア杯】決勝トーナメント日程・結果