【29日ドーハ=佐藤成】サッカー日本代表(FIFAランキング17位)は31日、AFCアジアカップ(アジア杯)カタール大会の決勝トーナメント(T)1回戦でバーレーン代表(同86位)と対戦する。完全休養明けのチームは、当地でサイドから崩す攻撃中心のトレーニングなどを行った。

快速FW前田大然(26=セルティック)が決勝Tで持ち味を生かす。

FIFAランキングで大きく下回る相手との対戦では、引いて守られる戦術をとられることが多かったが、強豪との対戦では、真っ向勝負となる。「ここからは結構強い相手になってくると思うので、オープンな展開になりやすいのかなと思うので、やりやすい部分はあると思います」とスピードを生かす場面も増えそうだ。

敗戦を喫したイラク戦のように、中東相手だと独特なアウェーの雰囲気がある。それほどすごいプレーではなくても観客がわき、選手も乗ってくる。「ヨーロッパのアウェーより中東のアウェーの方が嫌な雰囲気はあるので、どうしても相手に持っていかれる感じはプレーしていてもする」と素直に明かした。それでも「逆に自分たちが勝てれば、点を取れれば、だいぶ静まり返ると思うので、まずは自分たちがいいサッカーをして勝つのが大事だと思います」と力を込めた。