【ドーハ1日=佐藤成】サッカー日本代表(FIFAランキング17位)は、前夜、アジア杯カタール大会決勝トーナメント(T)1回戦のバーレーン(同86位)に3-1で快勝し、9大会連続の8強進出を決めた。準々決勝の相手は中東強国のイラン(同21位)に決定。中2日で迎える大一番に向けて、前日の試合の先発組と三笘、守田、南野がホテルでリカバリー、その他のメンバーは練習場でそれぞれ調整した。

世界一を見据えるサムライたちは、過密日程を全く気にしなかった。欧州トップリーグでプレーする選手たちが増え、中2、3日は当たり前。国内リーグ、カップ戦、欧州チャンピオンズリーグ(CL)などをフルシーズンで消化している。

1次リーグ(L)で2位通過になったことで、準々決勝と決勝を中2日で戦う日程になった。ここまで全試合に先発しているMF遠藤主将は「個人的にはコンディションはまだ悪くないし、全然まだやっていける」と余裕をみせた。バーレーン戦は、1次リーグ第3戦のインドネシア戦から中6日で、オフを2日挟んで迎えた。DF冨安も「みんな普段所属チームで連戦をやっていますし、そっちの方が体動くという選手もいる」。そして「間違いなく僕らはプロフェッショナルですし、できる限りのことやって、次に向けて準備するというところは変わりはない」とサラリ。

指揮官も選手たちに求める基準は高い。森保監督は「選手たちにはまずは今大会なら7試合ぶっつづけて戦ってもいけるタフな力をつけてほしいと思う」。1次L首位突破でなくなったことで生じた過密日程も、W杯優勝という大目標に向けた糧にしてみせる。

【アジア杯】決勝トーナメント日程・結果