サッカーU-23日本代表は25日、3・5枠を争うパリオリンピック(五輪)アジア最終予選兼アジア杯カタール大会準々決勝で、地元カタールと対戦する。

地元カタールには、1~2月に開催されたA代表のアジア杯優勝メンバーがいる。MFジャッセムは全7試合に出場した中盤で、このチームでも核となる。MFムスタファもアジア制覇を成し遂げた一員だ。23人中、20人が国内組で個人技の能力に秀でた選手が多い。前線のタレントを生かしたカウンターを得意としている。インドネシア戦で得点を決めた背番号10のFWハリドは162センチと小柄ながら、テクニックに優れている。海外組は3人。全員がスペイン4部のカラオラ所属で20番のMFハリドもスピードが武器となる。

会場には毎試合数千人サポーターが駆けつけている。ホームの後押しを受けてA組を2勝1分けの首位通過。第3戦のオーストラリア戦は、第2戦から8人を入れ替えて主力の温存に成功した。試合間隔も日本より1日多く、中3日で万全を期して準々決勝に臨んでくる。試合会場で行われた前日会見で、バレ監督は「3試合でいいパフォーマンスを出すことができた。五輪出場権を獲得したい」。日本が最後に出場権を逃した92年バルセロナ五輪以来、32年ぶりの五輪出場権獲得に強い意欲をみせた。

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