U-23(23歳以下)日本代表が29日、パリオリンピック(五輪)アジア最終予選兼アジアカップ(杯)カタール大会準決勝イラク戦に臨む。チームを率いる大岩剛監督(51)は28日、試合会場で行われた公式会見に出席。勝てばパリ五輪出場が決まる一戦を前に「この大会は目の前の試合に対して準備するスタンスでやってきた。しっかりと準備して試合を迎えたいと思います」と「いつも通り」を強調した。

イラクメディアから、1~2月に開催されたアジア杯でA代表が敗れたことを問われると、「A代表は負けましたけど、全く違う試合と思っている。我々は我々の準備をしっかりして試合に臨みたい」と集中した。

1次リーグ初戦で退場したDF西尾隆矢(22=セレッソ大阪)が、3試合の出場停止処分が明けて準決勝から出場可能になる。「全員が良い状態でいることができている。西尾も含めたチーム全員で勝ちにつなげる試合にできればと思います」と総力戦での勝利を誓った。