なでしこジャパン20人に明るい笑顔が戻った。9日、北朝鮮戦の出場組はホテル内で調整。控え組は済南オリンピックスポーツセンターで約1時間練習した。MF沢は「日本のみなさんの応援がパワーになった。五輪のメダルという夢の続きもあるので頑張りたい」とW杯に続く金メダルを次の目標に据えた。DF近賀は「ピッチ外で決まったので、チームのみんなの支えをより感じることができました」と安堵(あんど)の表情。DF岩清水は「過去は自信にしても過信にならないようしたい」。MF宮間は「最低目標は果たせましたが、見てくれている人が増えるということは、厳しい目もあるということ」と、気を引き締め直していた。

 佐々木則夫監督(53)は朝食時に選手1人1人を抱擁して感謝したが「寝ぼけ眼で、あまり受けなかったなあ」と寂しい表情。「結果を出して、世界でもんでもらえるようにならないといけない」と、常勝軍団となる準備をスタートさせる。