2連覇を達成したG大阪FW宇佐美貴史(23)が、タイトル獲得に安堵(あんど)の表情を浮かべた。「うれしさというよりは、ほっとしている。(Jリーグ、ナビスコ杯、天皇杯と)全て準優勝で終わるのはチームとしても個人としても良くないことなので。喜ぶことができてよかった」。

 準々決勝、準決勝と2試合連続2得点。この日は不発だったが、前半開始からドリブルで積極的に仕掛け、宇佐美「らしさ」を取り戻した。

 昨年12月24日に第1子となる長女が誕生。長女が誕生してから公式戦3連勝で今季初タイトルをつかんだ。「負けていたら気分悪かった。いい報告ができるし、娘に対しても良かった」と父親らしいやさしい顔になっていた。