G大阪入りが内定しているDF野田裕喜主将(3年)、FW一美和成(3年)を擁する大津(熊本)が、前橋育英(群馬)に惜敗した。

 常に先行される苦しい展開の中で、2度追いつきながら、PK戦目前の後半ロスタイムに失点した。野田が相手FW横沢航平(3年)にドリブルで振り切られてクロスを上げられ、これをFW馬場拓哉(2年)に蹴り込まれた。

 平岡和徳総監督(50)は「追いついた後、追い越すチャンスがいくつかあった中で追い越すことができなかった。そこのところで最後にこういう結果になった」と悔しがりながらも「決勝まで残るに越したことはないですけど、こういったゲームを繰り返していくことで、また高校サッカーが注目される」と好勝負を繰り広げた選手たちをたたえた。