浦和はFW興梠慎三(30)が2得点で、チームを公式戦10連勝に導いた。

 前半7分にDF遠藤のパスに抜け出し、左足で決めた。相手の最終ライン前にいったん戻り、すぐに反転して裏に抜ける巧みな動きだし。ボールを運びながら左足に持ち替え、右後方から迫るDFを背中で制してのシュートも技ありだった。

 同点の後半終了間際には、MF関根の左からのパスに飛び込み、GKの鼻先で押し込んだ。カウンター攻撃の場面で、センターサークル付近から左サイドを走るMF関根に配球。自ら起点になると、そのまま敵陣を駆け上がり、MF李がスルーした関根からのリターンパスを決めた。

 興梠はこれでJ1通算100得点に到達。「目標にしてきたので、達成できてよかった。到達しているのはすごく有名な選手ばかり。そこに名が刻まれるのはうれしい。次は尊敬する柳沢さんの108ゴールを目標にします」と話した。