ヴィッセル神戸のネルシーニョ監督(66)が、21日天皇杯カターレ富山戦に向けて万全の準備を整えた。20日は、17日G大阪戦で先発した主将のFW渡辺千真(30)やMF大森晃太郎(25)らも参加し、神戸市内で約1時間半汗を流した。

 練習の最後のメニューは、PK練習だった。FW渡辺から1人ずつ行い、GK前川黛也(22)まで、この日の練習に参加した全20人が蹴った。指揮官は「私は94年から(天皇杯を)経験している。ビッグクラブが大学やアマチュアチームに負けることもあった。天皇杯は何が起こるか分からない。90分、延長戦、PK。可能性がある限り練習した方が良い」と気を引き締めていた。