なでしこリーグのマイナビベガルタ仙台レディースは25日、宮城・石巻市で6日間にわたり行ってきたキャンプを打ち上げた。

 7月2日にはカップ戦で、B組首位のINAC神戸とホームで対戦する。越後和男監督(51)は「あと5試合は負けられない。優勝ですよ」と意気込んだ。

 最終日はサッカーバレーなど軽めの調整で練習を終えた。指揮官は「けが人も出る状況じゃなく、けが人も帰ってきている状況だから」とチーム状態には手応えを示した。普段とは異なる、公式戦会場と同じ天然芝での練習に「選手は人工芝より結構やりやすそうだった」と実戦感覚を養えたことに好感触だった。

 被災地の復興支援を継続的に関わるため結ばれた、復興支援連携協定に基づいて開かれた今回のキャンプ。24日には地域住民とバーベキューを楽しんだ。指揮官は「最高の環境で最強だよ」とご満悦だった。良い雰囲気のまま、首位との一戦へ臨んでいく。