湘南ベルマーレは29日、FW宮市剛(22)がJFLのMIOびわこ滋賀へ育成型期限付き移籍すると発表した。期限は7月3日から18年1月31日まで。

 宮市はドイツ2部ザンクト・パウリに所属するFW宮市亮(24)の弟で、愛知・中京大中京高3年時に湘南の特別指定選手となり、翌14年に湘南に入団後、15年にJ2水戸ホーリーホック、16年にJ3ガイナーレ鳥取への武者修行をへて今季復帰も、公式戦出場はなかった。クラブを通じて「復帰してから半年間という短い期間でしたが、応援ありがとうございました。試合に出場することはできませんでしたが、湘南で経験したことを次のステージでも生かしていきます。ありがとうございました」とコメントした。

 育成型期限付き移籍とは、18歳から23歳の選手が、所属クラブより下位のカテゴリのクラブへ移籍する場合に限って、移籍期限外での期限付き移籍を可能にする制度として、13年から導入された。湘南ではGK伊藤剛(23)が25日、同制度を使って、湘南が提携を結ぶJ3福島ユナイテッドFCに移籍した。