J1横浜F・マリノスのMF斎藤学(27)と遠藤渓太(19)が5日、横浜市の新田小を訪問し、3年生児童104人と交流した。

 2010年からチームが取り組んでいる恒例行事で、今年で8年目。鬼ごっこのような遊びなど、校庭で1時間近く、体を使って盛り上げた。最後に斎藤があいさつしている最中には、児童から質問が相次いだ。斎藤は次節8日のホーム・サンフレッチェ広島戦への来場を呼びかけると同時に「次の試合で点を取るから」と、今季初ゴールを約束。その後は参加した全児童とハイタッチを交わした。

 交流を終えた斎藤は「こういう活動が大事。僕らと接することで、子どもたちが何か夢や目標を持つきっかけになったり、クラブを身近に感じてもらったり、ということになれば。次の試合に来てくれると言ってくれた子もいたので、まずは勝つところを見せたい」と、笑顔を交えて話した。遠藤も「僕らが小学生のころにはなかったこと。これを機にサッカーを好きになってもらえたら。僕もリフレッシュになった」と、充実した表情で話した。

 小学校には、午前中に約1時間30分、全体練習を行った後に訪問した。特に斎藤は、全体練習後も30分近く、心肺機能を高める呼吸を制限するマスクを着けて、心拍数の上がる体力強化メニューを居残りで自主的に行っていた。「次の試合まで3日あるし、きついメニューをこなすなら今日だと思ってやった。まずは、これ(マスク)に慣れるようにしたい」と、スタミナアップを目指している。