J2降格圏の17位に低迷するサンフレッチェ広島は10日、クラブOBのヤン・ヨンソン氏(57)の新監督就任が決まったと発表した。

 同氏はクラブを通じて「広島の置かれている状況が非常に厳しいことは理解している。コーチングスタッフや選手たちとともに、本来あるべき方向へと向かうため、より深く掘り下げて準備をしていきたい」とコメントした。

 スウェーデン出身のヨンソン氏は93年にコーチとして広島入りしたが、選手層の薄さから途中で選手登録され6試合1得点。その後、神戸のコーチを経て、スウェーデンやノルウェーで監督を務めた。広島は森保前監督が4日付で引責辞任し、8日横浜戦は横内ヘッドコーチが暫定的に指揮していた。新監督は18日にチーム練習に合流し、26日のルヴァン杯東京戦から指揮を執る予定になっている。