J1ジュビロ磐田は13日、来季の入団が内定している筑波大のFW中野誠也(4年)が、大学所属のままJリーグに出場できる特別指定選手に6月19日付で承認されたことを発表した。背番号は「37」に決まった。

 中野は、中学、高校と磐田の下部組織でプレー。172センチ、67キロと小柄ながら、抜群の動きだしを武器にユース時代は国体、高円宮杯プリンスリーグ東海で得点王を獲得した。筑波大進学後も、昨年度の全日本大学選手権では4試合8得点で13年ぶり9度目の優勝に貢献。大会最優秀選手にも選出された。

 現在行われている天皇杯でも、中野は大活躍。1回戦のJ3YSCC横浜戦で2得点を決めると、2回戦のベガルタ仙台戦でも1得点を決めて3-2の逆転勝利に貢献。前日12日に行われた3回戦のJ2アビスパ福岡戦でも、2得点をマークしてチームを2-1の勝利に導くなど、筑波大の16強入りの原動力となっている。