Jリーグの昨季のルヴァン杯王者の浦和レッズと、南米のカップ戦王者のシャペコエンセ(ブラジル)が戦うスルガ銀行チャンピオンシップ(8月15日、埼玉スタジアム)の会見が18日、都内で行われ、浦和のペトロビッチ監督(59)とブラジル人FWラファエル・シルバ(25)が出席した。スルガ銀行チャンピオンシップは今回が10回目。

 浦和と対戦するシャペコエンセは昨年11月、チャーター機の墜落事故で選手19人が犠牲になった。ラファエル・シルバは、事故でクリチバ所属時代の友人、MFジウとDFセルジオ・マノエルが亡くなったと明かし「2人は常に近い距離にいて僕をサポートしてくれていた」としのんだ。「彼ら(シャペコエンセのメンバー)が日本のことを忘れられない試合にしたい。ブラジル人として母国と対戦することが楽しみ。ブラジルのサッカーの魅力を見ていただければ」と対戦を心待ちにした。

 ペトロビッチ監督は「浦和の歴史で初参加で栄誉に思う。ブラジルのチームとの対戦はおもしろい試合になると思う。Jリーグのチームがこういうサッカーをすると世界に発信するいい機会」と意欲を見せた。