仙台七夕まつり(6~8日)を目前に、ベガルタ仙台渡辺晋監督(43)が願った。今日5日のアウェー鹿島アントラーズ戦に向け「昨年は難しい状況でも1-0で勝つことができました。そのような状況を再現できれば」。昨年8月6日のアウェー鹿島戦は前半35分のMF奥埜博亮(27)のゴールで、14年4カ月ぶりにアウェーの同カードで勝利。その奥埜が、4試合ぶりに先発復帰する。

 奥埜は「監督もスタッフも選手も勝ちたい思いが強い。狙いに行く」と期した。7月30日の柏戦は1-1で、4試合ぶりに勝ち点を獲得。J1ワースト2位タイの36失点ながら、大量失点の不安は消えつつある。奥埜の再現弾で2カ月ぶりに先制に成功すれば、勝利はぐっと近づく。

 敵地鹿島戦は3年連続で8月開催。同監督は「神様が試していると思います」と成長の判断材料と捉える。ひこ星奥埜が、天の川から試合を見ている神様をうならせる。