リーグ2連敗中の清水エスパルスが、総力戦で窮地脱出を狙う。26日、清水三保グラウンドで今日27日の浦和レッズ戦に向け最終調整。小林伸二監督(57)は、MF枝村匠馬(30)と真剣な表情で話し込みながらグラウンドに姿を現した。

 新加入後、2試合連続出場したMF増田誓志(32)が、25日の練習後に左もも裏の違和感を訴えるアクシデントが発生。この日は別メニューで、指揮官は「少し(患部に)張りがあると聞いている」と明かした。浦和戦の出場は微妙で、前節では右サイドバックのMF六平光成(26)がボランチに復帰する可能性もある。六平は「(清水が)ボールを回せれば、楽になると思う。どのポジションでも、うまくやれれば」と話した。

 一方、前日の練習を発熱と喉の痛みで休んだGK六反勇治(30)は、復活している。フルメニューをこなして「もう熱はない。よく休めました」と言った。チケットは一部席種で完売するなど、クラブは約1万7000人の来場者を見込んでいる。8月は1勝4敗の13位、小林監督は「リスク管理はしながら、(2-0で勝利した)G大阪戦の再現をしたい」と話した。【保坂恭子】