ベガルタ仙台は6日、MF佐々木匠(19)がJ2徳島ヴォルティスに育成型期限付き移籍すると発表した。期間は18年1月31日まで。

 佐々木は宮城県出身。ジュニアから仙台一筋で、16年トップに昇格。2年目の今季はルヴァン杯で3位タイの3得点を挙げ、23歳以下の選手が対象のニューヒーロー賞の得票上位選手に3回連続で選ばれていた。13年にU-15(15歳以下)日本代表に選出され、年代別代表に名を連ねてきた。

 佐々木は「決まったのはつい最近です。短い時間でしたが、しっかりと自分で考えました。徳島の話しを聞いて、自分はどこで一番成長できるか考え、決断しました」と理由を説明した。徳島は現在リーグ5位と、3位~6位が参加するJ1昇格プレーオフ圏内に位置づけている。2位福岡とも勝ち点6差で、1位~2位の自動昇格の可能性もある。「プレースタイルは自分に合っていると思った。全力を出して、チームの力になりたい」と意気込んだ。

 仙台のサポーターに向け、「このタイミングで離れるのは申し訳ないが、自分の成長がベガルタのためになると思う。もっと大きくなって帰ってきたい」と固く誓った。