J1ベガルタ仙台のDF平岡康裕(31)が悲願のタイトル獲得に向け、執念を見せた。チームは8日敵地でのルヴァン杯準決勝第2戦の川崎フロンターレ戦に向け、仙台市内で調整。リカバリーに時間を割いた。

 平岡は清水エスパルス時代、05、10年に天皇杯、12年にナビスコ杯(現ルヴァン杯)と計3回、準優勝を経験している。だが、優勝はない。タイトル獲得の可能性が現実味を帯びてきて、「準優勝に終わったことが何回かある。タイトルを取りたい思いはある。優勝しないと記憶に残らない」と決意を口にした。

 4日ホームでの第1戦を3-2で勝利した。だが、3-0から苦手なセットプレーで失点すると、終了間際には痛恨の2失点目を喫した。背番号13は「セットプレーで最近崩されているし、そこは集中しないと。ただ、第1戦は自分たちもセットプレーでチャンスをつくれていた。自分たちの強みも出したい。セットプレーでゴールを取れればいい」と攻守での活躍を誓った。