ガンバ大阪が28日、GK藤ケ谷陽介(36)が今季限りで現役を引退すると発表した。

 99年に札幌でプロデビューを果たし、05年にG大阪入り。14年は磐田へ移籍したものの15年にG大阪へ復帰した。J1通算223試合、J2通算130試合出場。05年のリーグ優勝や08年のACL制覇など多くのタイトル獲得に貢献した功労者だ。

 引退が決まった藤ケ谷はこの日までに「やり切ったという思いはある」と話しており、印象に残った試合の1つとして15年のナビスコ杯準々決勝アウェー名古屋戦(2-2のPK戦10-9で勝利)を挙げ「延長戦になって、PKで1人ずつ外して。最後11人目で(GKの)自分が蹴って、勝って。あの試合は今までで一番長かったんじゃないかな。印象深い」と話していた。

 今後はG大阪スタッフとしてチームに残る見込みだ。