横浜F・マリノスが敵地で浦和レッズを下し、今季リーグ最終戦を白星で飾った。

 前半はホームの浦和が優位に試合を進めた。開始すぐにMF平川忠亮が右サイドのスペースを突く好パスを出すなどしてチャンスを作る。5分には左サイドを攻め上がったDF宇賀神友弥のクロスにFW興梠慎三が右足ダイレクトで合わせてゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドと判定され惜しくも得点にはならなかった。続く17分に今度はMF柏木陽介の絶妙な浮き球パスに反応した興梠がDFの背後から抜け出して受け、右足でゴール左へ。ふたたびネットを揺らしたが、またもオフサイドの判定で幻のゴールとなった。

 後半に入り、均衡を破ったのは横浜だった。8分、ペナルティーエリアやや手前でパスを受けたMF前田直輝が左足ダイレクトでミドルシュート。カーブがかかったボールはゴール左上隅を射抜く絶妙な一発となった。

 その後は互いにチャンスを作るも、得点にはつながらず。横浜が競り勝った。