長崎総合科学大付(長崎)が快勝し、2回戦へ駒を進めた。

 名将・小嶺忠敏監督の采配がはまった。開始から13分で最初の交代カードを切り、DF島田に代えてDF嶋中を投入。「(島田が)混乱しているように見えた」と迷わなかった。その4分後に嶋中が先制点。積極的な交代策が功を奏した。

 後半23分にも追加点を奪うと、J1C大阪に内定しているFW安藤が後半ロスタイム3分に大会初ゴールでダメ押し。今大会の得点王候補とされる点取り屋にもゴールが生まれて幸先よいスタートとなった。各世代の日本代表にも選出されている安藤は「正直にうれしかった。仲間に感謝です」と笑顔を見せた。