北信越の点取り屋、富山第一FW坪井清志郎(3年)がまずは1得点を挙げた。東海大星翔戦の前半26分、右クロスが入り、ゴール前の混戦から冷静に右足で決めた。「ボールがこぼれてきてトラップしていいところに決まった。素直にうれしかった」。この1点をチームで守り抜いた。

 坪井は高円宮杯U-18プリンスリーグ北信越で24得点で得点王に輝き、優勝に貢献した。今大会の予選でも5試合17得点。抜群の決定力を評価され、J2徳島入りが内定している。狙うは08年度大会で鹿児島城西の大迫(ケルン)が挙げた1大会最多記録の10得点超えだ。次の東福岡戦に向けて「毎試合2点はとらないと10ゴール以上には届かないので、次は3点とることを目指します」と宣言した。