明秀学園日立(茨城)が1点を守りきり、3回戦へ駒を進めた。

 開始早々に先制パンチを見舞った。前半2分、左からのクロスをMF二瓶優大(2年)がペナルティーエリア内で胸でトラップし、そのまま左足を振り抜いた。正面から放たれたシュートはゴール右隅をとらえた。結局これが決勝点となり、二瓶は「得意なプレーでした」と笑顔。前日もトラップからのシュートを全体練習後に自主練習で確認していおり、準備したとおりの得点に納得の表情だった。

 初戦は相手をシュート1本に抑える完封。2試合連続の無失点勝利に万場努監督は「やられてもおかしくない場面もあったが、体を張ってくれた」と安堵(あんど)の表情だった。チームの目標としている8強へあと1勝となった。指揮官は「失うものはない。思い切ってぶつかっていきたい」と意気込みを語った。