日本代表に定着したガンバ大阪MF井手口陽介(21)が4日、大阪・吹田市内でイングランド2部リーズへの移籍会見を行った。リーズへは完全移籍で、英国労働許可書の認可の有無に関係なく、リーズからスペイン2部クルトゥラル・レオネサへ期限付き移籍することも発表された。

 井手口は移籍を決めた理由を「ずっとガンバでプレーして、チームを勝たせる選手になりたかった。タイトルをいっぱい取りたかったけど、さらなる成長を遂げて挑戦したい気持ちがあった」と話した。初めての海外挑戦だが「向こうに行ってあいつ消えたなと思われないようにいいニュースを届けられるようにしたい」と意気込んだ。

 今年はW杯イヤー。6月のロシア大会に向けて、環境を変えることにリスクはある。だが、井手口の意思は固く「W杯があるから、もう少し待った方がいいとよく言われる。W杯にはもちろん行きたいけど、(頭の中を)何もない状態にして自分の思ったままにいけばいいと決断した」。会見で日本代表ハリルホジッチ監督に相談したかと問われると「最初に決める前に話を聞こうかと思ったけど…なんかやめました」と話し、笑いを誘った。

 5日に渡欧し、身体検査等を受ける予定。