2016年限りで現役引退し、清水エスパルスの普及部コーチを務める元日本代表DF市川大祐氏(37)の引退試合が8日、アイスタで行われた。元清水の選手らで構成した「S-PULSE ALL STARS」と元日本代表メンバーの「JAPAN ALL STARS」が対戦。市川氏は、17歳だった清水ユース在籍時にトップデビュー。同年に、史上最年少で日本代表戦に出場した。

 17歳だった市川氏を日本代表に抜てきした日本サッカー協会副会長の岡田武史氏(61)は、JAPAN ALL STARSの監督を務めた。「こんな雨の中、これだけの人が来てくれたことは人徳だと思う。これからも、いろんな形で日本サッカー界に貢献してほしい」。15年には、自身がオーナーのFC今治に市川氏を呼び寄せたこともあり、「長い付き合い。今治でもケガに苦しんでいたけど、スパッと現役を辞める最後がイチらしいなと思う」と振り返った。