ヴィッセル神戸の今季主将が元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)に決まった。沖縄キャンプ中の2日、練習後に強化責任者の三浦スポーツダイレクター(SD)から明かされた。加入2季目を迎える新主将は「どの国でも、どのチームでも主将に任命されるのは重い責任がある。チームに結果をもたらすのが最優先」。W杯(ワールドカップ)3大会連続出場の世界的ストライカーで、国際Aマッチ130試合49得点の経験を伝えていく。

 吉田監督は「積極的にトライしてくれていた」と、キャンプ中の姿勢を見て決めたと説明した。昨夏に加入し、J1で15試合5得点。今季は主将としてチームを引っ張るだけでなく、エースとして昨季以上の活躍も求められる。三浦SDは主将になることで「チーム全体を意識した行動が出ると、プレーも良くなる。デメリットはない」と期待する。

 早速、この日も練習で身ぶりを交えて味方に指示。ポドルスキも「いろんなリーダーに会ってきたが、自分のスタイルがある。サッカー以外のことを含めて経験をみんなに伝えていく」と自覚は十分。今日3日に沖縄キャンプの仕上げとして東京との練習試合が予定されており、1月31日のJ2讃岐戦に続いて再び主将マークを巻くことになる。