清水エスパルスの鹿児島キャンプが、雪に見舞われた。8日目の6日、ふれあいスポーツランドで2部練習を行ったが、午前練習前のグラウンドは一面銀世界に。約2センチの積雪でスタッフが散水して溶かしたものの、静岡市出身のFW北川航也(21)は「珍しいことなので」と笑顔で歓迎していた。

 ただ、チームではFW争いが激化しており、安閑とはしていられない。北川は今季、練習試合全3戦に出場しているが無得点。右足内転筋痛で離脱していた新外国人FWクリスラン(25)も、実戦復帰が間近で25日の開幕戦へアピール合戦が続く。北川自身のコンディションは「上向き」とし、「自分の1つのプレーで、チームを前に向かせることができればいい。自発的にやってきっかけをつかみたい。チームを引っ張りたい」と生え抜きの自覚を口にした。【保坂恭子】