東京のルーキーFW原大智(18)が12日、同姓同名選手のメダル獲得に感激した。平昌五輪のフリースタイルスキー男子モーグル決勝で、原大智(20=日大)が日本勢1号となる銅メダルを獲得。すぐツイッターで「スキーの原大智選手が銅メダル! なんかとても嬉しい‥ 自分も頑張らなきゃな!!」(原文まま)とつぶやいた。

 自身は「たいち」で、モーグル原は「だいち」。名前の呼び名こそ異なるが、漢字は同じ。思わず反応せずにはいられなかった。

 Jリーガーの原は東京ユースから昇格1年目。高校3年だった昨夏の日本クラブユース選手権で優勝&得点王に輝き、同冬には高校年代最高峰大会の高円宮杯U-18チャンピオンシップも制した。将来性あふれる189センチのU-19日本代表FW。先月の新体制発表では「持ち味の高さを生かしてJ1出場とゴールを目指したい」と抱負を語っていた。目標達成へ、同姓同名選手の活躍に刺激を受けた様子だった。

 昨年は東京U-23の一員としてJ3リーグに飛び級で出場。18試合5得点で、注目の16歳FW久保建英の21試合2得点を、数字上は上回る成績を残している。首都クラブの下部組織で小学校のスクール時代から育った生え抜き。モーグル原の日本男子初メダル獲得という快挙に刺激を受け、いつか銅メダルに負けない輝きを放つため、まずは今月末のJリーグ開幕に向けてクラブ内でアピールを続ける。