柏レイソルが23日、柏市内で25日に迎えるリーグ開幕のベガルタ仙台戦(ユアスタ)へ向けて調整した。

 ACL1次リーグをすでに戦っているが、13日の全北現代(韓国)戦、20日の天津権健(中国)戦ともに先制しながら終了間際の失点などが響いて1分け1敗。勝ちきれない展開が続いている。

 下平隆宏監督(46)は「まずはしっかり頭を切り替えて勝ち点60、得点60を目指していく。選手は勝ちに飢えていると思います」と話した。天津権健戦からは中4日での試合となるが「ケガ以外では回復できると思っている。入れ替えはない」とベストメンバーで臨むことも明かした。

 FW伊東純也(24)は開幕戦へ向け「(直近2試合で)結果はついてきてないですけど、良いサッカーはできてると思うので、あとは決めるだけ」と話した。

 天津権健戦は相手の倍以上の25本のシュートを放ちながら追加点を奪えず1-1で引き分け。攻撃陣はクロスボールへの入り方など、フィニッシュの精度について確認しあったといい、練習後には居残りでシュート練習も行った。MF江坂任(25)は「しっかり自分たちのサッカーができれば勝てると思っています。早く勝ち点3がほしい」と意気込んだ。天津権健戦では相手選手に頭を蹴られて流血しており、おでこには傷口をホチキスで留めた痛々しい傷跡が残る。それでも「大丈夫です。(痛みは)そんなに」と元気に話した。