柏レイソルは27日、柏市内で来月2日に行われるリーグ戦、横浜F・マリノス戦へ向けて調整した。

 2日前に行われた開幕戦は、アウェーでベガルタ仙台に0-1で敗れた。ACLを含めた直近の公式戦3試合は2敗1分けで、波に乗り切れていないチームの雰囲気を変えようと選手らはホーム開幕戦となる横浜戦の必勝を誓った。

 MF江坂任(25)は「仙台戦は相手の思うようにやられていた。自分たちが思っているゲーム展開になっていないときのプラン変更をしっかりしないといけない」と振り返った。チームはリーグ開幕前に公式戦としてACLのプレーオフと1次リーグ2試合の計3試合を戦っており、選手個々の仕上がりは悪くなかった。しかし、逆に相手に分析のためのデータを与える形にもなり、ACLとほぼ同じメンバーで臨んだ仙台戦では、普段のシステムを変更して臨んできた相手の守備戦術に手を焼いた。

 江坂は「相手は研究してきていた。自分のとこにもマンツーマンでDFがきていたし、自分たちのサッカーをさせないようにしてきていたので、そこの打開策をみつけないといけなかった」と反省。ACLの試合でみられていたFWクリスティアーノや伊東純也らとの連動した攻撃をあまり披露することができず「ドリブルでボールを運んだり、個もださないといけないなというのは感じた。1試合勝てば自分たちにも自信がつくと思う。コンディションは悪くないです。早く勝ち点3がほしいですね」と気持ちを引き締めた。