セレッソ大阪GKキム・ジンヒョン(30)がゴール裏の柏レイソルサポーターから差別的とみられる行為を受けたとして激高、口論となり、試合が約3分間中断する事態が起きた。1-1の後半34分過ぎ、ゴールキックを蹴る前にキムが両手を広げて、主審に訴えた。柏の運営担当者によるとキムは事情聴取に「ゴール裏の柏サポーターが指を使って、目をつり上げるジェスチャーをした」と答えたという。柏MF大谷主将らがサポーター席に向かうなどして事態を収拾し、再開した。

 試合後、柏とC大阪の運営担当が該当する行為があったか映像で調査したが、この時点では確認できず、調査を継続することになった。キム自身は取材に対し、具体的な内容を伏せ「柏サポーターが集中させないよう、いろいろやってくるのは、何年もここでやっているので分かっていた。今までは集中できていた。それ以外のこと」と冷静に話した。