ジュビロ磐田MF宮崎智彦(31)が、明日14日のルヴァン杯アウェー北海道コンサドーレ札幌戦(午後7時、札幌ド)のプレーで定位置奪取を狙う。

 チームは12日、磐田大久保グラウンドで調整。名波浩監督(45)は「フレッシュな選手でいく」と、10日のリーグ東京戦から先発11人の変更を明言した。左サイドで先発が有力な宮崎は「アピールの場になる」と話した。

 開幕前に負った右大腿(だいたい)二頭筋肉離れの影響で離脱したが、今月5日に復帰。この日も、スプリント系の練習をこなし「もう大丈夫です」と強調した。一方で、昨季29試合に出場した定位置の左サイドには今季、新加入のDFギレルメ(30)が先発を張っている。

 危機感を持って当然の状況だが、宮崎は「ギレ(ルメ)とはタイプが違う。試合をコントロールしたり、バランスを取るという部分で自分の良さを出して、勝利に貢献したい」と言った。札幌戦は自身の真価を示す戦いになる。【前田和哉】